
銀行や政府系金融機関から融資を受けるのが難しいから、ビジネスローンで資金調達しようか考えているけど、どのようなリスクがあるかな?
申し込む前にビジネスローンのリスクを知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
ビジネスローンで資金調達するリスク3つ


ビジネスローンで資金調達するリスクは下記3つです。
- 金利が高いから資金繰りが悪化する
- 銀行・政府系金融機関からの融資に影響する
- 個人信用情報が悪化する
上記のとおりです。
金利が高いから資金繰りが悪化する
銀行や政府系金融機関からの融資と比較すると、ビジネスローンは金利が高いです。
- 銀行・政府系金融機関 → 年利2~4%の範囲内(2%台前半が多い)
- ビジネスローン → 年利6.0%~18.0%(8~10%ぐらいが多い)
ビジネスローンで融資を受けた直後は、まとまった資金を手にした後なので、その時は一時的に資金繰りは楽になりま。
しかし、毎月の元本と利息を払っていくうちに、資金繰りは徐々に悪化する場合が少なくありません。
つなぎ資金としてビジネスローンを利用するのであれば、金利はそこまで負担にならないと思いますが、急場しのぎで借りたような場合は数か月後に支払い負担が重くなり、資金繰りがさらに悪化する場合があるので注意が必要です。
銀行・政府系金融機関からの融資に影響する
「【銀行融資】ノンバンクの借入があると銀行が融資しない理由と借入を見抜くポイントを解説 」というでも解説しているとおり、銀行や政府系金融機関にビジネスローンの借入がある事が発覚してしまうと、今後の融資は絶望的となります。
「今後、銀行や政府系金融機関からの融資は利用しない」ということであれば、問題無いと思いますが、「今は銀行や政府系金融機関から融資を断られているけど、融資を受けれるなら受けたい」と考えている方は、ビジネスローンの利用は慎重に検討した方が良いです。
銀行に長期融資を断られても短期融資ならOKな事がある
「銀行融資を受けられない!短期継続融資なら可能性があるかも」という記事でも解説しているとおり、銀行に長期融資を依頼して断られても、短期融資ならOKというケースがあります。
しかし、このような融資もビジネスローンを利用していない事が前提となります。
ですので、ビジネスローンの利用を検討する際は、
- 銀行や政府系金融機関から今後融資を受けたいかどうか
- 直近でどうしても資金が必要なのかどうか(銀行に短期資金を相談する時間的な余裕があるかどうか)
などといった視点で利用するしないの検討をするようにしましょう。
個人信用情報が悪化する
ビジネスローンを利用すると、その情報は個人信用情報機関に登録されます。
普通に返済していれば何の問題もありませんが、次のような場合は個人信用情報が悪化するので注意が必要です。
- 1社では資金が足りず、短期間に3社以上申込む → 申込みブラック
- 利用中に支払い遅延・延滞してしまう → 信用情報の悪化
個人信用情報機関が悪化すると、他社のビジネスローンが利用できなくなるばかりか、リースの審査にも影響します。
リース契約ができなくなると設備の入れ替えができなくなって困るという方は、個人信用情報が悪化する可能性があるということに注意しましょう。
まとめ
以上、ビジネスローンで資金調達するリスクを3つ紹介しました。
ビジネスローンは最短即日で資金調達できるメリットがある一方、リスクもありますので、利用する前はメリット・デメリットの把握はもちろん、リスクを把握したうえで利用の検討をするようにしましょう。
おわり。