資金調達
カード選び




法人・個人事業主向けの後払いサービスを知りたいです。
支払いを遅らせて資金繰りを改善したいです。
それぞれのサービスの違いや特徴を教えてください。
この記事では、法人・個人事業主向けの後払いサービスを用途別に紹介します。
資金繰りを改善する基本は、入金を早くして支払いを遅くすることです。
法人・個人事業主向けには、請求書払いや後払いに対応したサービスが数多くあります。取引先への支払いだけでなく、オフィス用品や高速道路料金、ガソリン代なども後払いにすることで、手元資金に余裕を持たせやすくなります。
ただし、後払いサービスには利用目的や支払い条件、手数料などの違いがあるため、自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。
この記事では、法人・個人事業主向けの後払いサービスを用途別に紹介します。それぞれの特徴や向いているケースも解説しているので、自社に合ったサービス選びの参考にしてください。


資金繰りを改善する基本は、「入金を早くして支払いを遅くすること」です。
売上があっても、取引先からの入金より先に経費の支払いが発生すると、手元資金は減っていきます。反対に、支払いを後ろへずらすことができれば、その分だけ現金を手元に残しやすくなります。
法人・個人事業主向けの後払いサービスを活用すれば、
など、さまざまな経費の支払いを後払いにできます。
もちろん、後払いは支払いを免除するサービスではありません。しかし、一時的な資金不足への対応や手元資金の確保に役立つため、資金繰り改善の手段の一つとして活用できます。
まずは、それぞれの後払いサービスの特徴を比較してみましょう。


法人・個人事業主向けの後払いサービスをまとめました。利用できる場面や支払い条件が異なるため、自社に合ったサービスを選ぶことが重要です。
まずは比較表で違いを確認し、気になるサービスがあれば詳しい解説をご覧ください。
| サービス | 用途 | 支払い条件 | 個人事業主 | 法人 |
|---|---|---|---|---|
| 請求書カード払い | 取引先への請求書の支払い | 最大約60日後払い | 〇 | 〇 |
| Amazonビジネス | オフィス用品・備品の購入 | 請求書払い(月末締め翌月払いなど) | 〇 | 〇 |
| ETCカード | 高速道路料金 | 月末締め翌月払いなど | 〇 | 〇 |
| ガソリンカード | ガソリン代・軽油代 | 月末締め翌月払い | 〇 | 〇 |
| ASKUL | オフィス用品・消耗品 | 請求書払い | △ | 〇 |
| 書籍・雑誌の後払い | 書籍・専門誌の購入 | 請求書払い | 〇 | 〇 |


請求書カード払いは、取引先から届いた請求書をクレジットカードで支払えるサービスです。
通常は銀行振込で支払う請求書をカード決済に切り替えることで、支払いを最大約60日延長できます。
商品の仕入れ代金や外注費、業務委託費など幅広い支払いに利用できるため、一時的な資金不足への対応や手元資金の確保に役立ちます。
利用時には3〜4%程度の手数料がかかりますが、資金繰り改善の選択肢として利用する企業も増えています。
請求書カード払いを利用できるサービスは下記のとおりです。
各サービスの詳細は下記記事をどうぞ。


Amazonビジネスは、法人・個人事業主向けのビジネスアカウントです。
公式サイト Amazonビジネス
オフィス用品や文房具をはじめ、パソコンや家電、工具など、Amazonで販売されている幅広い商品を請求書払いで購入できます。
デジタルコンテンツは請求書払いの対象外です。
また、法人価格(数量割引)や複数ユーザー管理、購買分析・レポート機能など、法人向けの便利な機能も利用できます。
日常的に備品や消耗品を購入する会社であれば、支払いを後ろへずらしながら効率的に購買管理ができるため、導入しておきたいサービスの一つです。
なお、請求書払いの支払い条件は末締め翌月末払いです。
Amazonビジネスの登録方法やメリット・デメリット、請求書払いの利用条件については、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひどうぞ。


法人ETCカードは、高速道路料金を後払いできる法人・個人事業主向けのETCカードです。
協同組合が発行する法人ETCカードはクレジット機能がないため、創業間もない会社や個人事業主でも申し込みやすく、ETC割引やETCマイレージサービスにも対応しています。
高速道路を利用する機会が多い会社であれば、経費管理や資金繰りの改善にも役立つでしょう。
主な法人ETCカードは以下のとおりです。
法人ETCカードの違いや選び方については、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひどうぞ。


ガソリンカードは、ガソリン代や軽油代を後払いできる法人・個人事業主向けのカードです。
協同組合が発行するガソリンカードはクレジット機能がないため、創業間もない会社や個人事業主でも申し込みやすい点が特徴です。
主なガソリンカードは以下の2種類です。
どちらも基本的な利用条件は同じため、どちらを選んでも問題ありません。
なお、法人ETCカードもあわせて申し込む場合は、同じ協同組合で申し込むのがおすすめです。
同じ組合でカードを作成すると、保証金は1社分(出資金1万円)のみで済むため、初期費用を抑えられます。
ガソリンカードの違いや選び方については、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひどうぞ。


ASKULは、法人向けのオフィス用品通販サービスです。
公式サイト アスクル
文房具やコピー用紙、日用品、パソコン周辺機器など、オフィスで使う商品をまとめて購入できます。請求書払いにも対応しているため、法人が備品や消耗品を後払いで購入したい場合に便利です。
ただし、個人事業主はASKULの後払いを利用できないため、AmazonビジネスやLOHACOもあわせて検討するとよいでしょう。
幅広い商品を購入するならAmazonビジネス、オフィス用品を継続的に購入するならASKULが使いやすいです。


書籍や雑誌を購入する場合も、請求書払いに対応している書店であれば後払いで購入できます。
専門書や業界誌、定期購読している雑誌などを会社で購入する場合、毎回立て替え払いをするよりも、請求書払いにした方が経費管理をしやすくなります。
請求書払いに対応している主な書店は、次のとおりです。
請求書払いの利用条件や支払い方法は書店によって異なります。利用する前に、各書店の公式サイトで確認しておきましょう。


後払いサービスについてよくある質問は、次の3つです。
上記の順番で回答します。
サービスによって異なります。
請求書カード払いやAmazonビジネスは所定の審査があります。
一方、協同組合が発行する法人ETCカードやガソリンカードは、クレジット機能がないため比較的申し込みやすい傾向があります。
サービスによって異なります。
Amazonビジネスは最短1日で利用を開始できますが、法人ETCカードやガソリンカードはカードの発行に数日〜数週間かかる場合があります。
利用を急ぐ場合は、事前に各サービスの公式サイトで確認しましょう。
後払いサービスを利用すると支払いを後ろへずらせるため、一時的に手元資金を確保しやすくなります。
ただし、売上や利益が増えるわけではないため、慢性的な資金不足を解決するものではありません。
資金繰り改善の手段の一つとして活用することが大切です。
法人・個人事業主向けの後払いサービスを活用すると、支払いを後ろへずらしながら手元資金を確保しやすくなります。
取引先への請求書の支払いだけでなく、オフィス用品や高速道路料金、ガソリン代なども後払いにできるため、資金繰り改善の手段の一つとして活用できます。
ただし、サービスごとに利用できる場面や支払い条件は異なります。比較表や各サービスの特徴を参考に、自社に合った後払いサービスを選びましょう。