本日、裁判所の執行官が家に来ました。
「来週物件調査に来ます。」と一言伝えるためだけにわざわざ来てくれたようです(私は外出中でした)。
私が家に帰ってきた時に義母に聞いたのですが、名刺だけ置いて帰っていったようです。
たいていの場合、電話や封書で「○○日に調査に伺います」と連絡があるのですが、田舎だから?わざわざ来訪して伝えてくれたようです。申し訳ない限りですね。
さて、執行官の方が帰った後はさあ大変。
義母など右往左往して落ち着かない様子で、相談相手の私が帰ってくるまで、ずっとそわそわしていたようです。(義父談)
無理もありません、20年以上住んでいる家を競売にかけられてしまう訳ですから、動揺してしまう気持ちは痛いほど理解できます。長年この家を守り続けてきた訳ですから、競売にかけられるなど、身を切られるような思いでいるはずです。
義母はホントにショックだったようで、夕飯の時は、一点を見つめて固まっていました。テレビを見ていても上の空で、表情も固まったまま、死んだように表情が固まっていました。
脇が甘過ぎる義父母ですが、私の目の前でこのような事が起こってしまうと、さすがに「可哀想だな・・・」と同情してしまいます。
一方、義父は「生まれも育ちもこの町だから、こんな状況(倒産)に陥ってまで住んでいたくない!」と言っているので、自宅は今更どうでもいいと言っています。
このあたりの状況は、都会暮らしの私には全く理解できない事なので、なんとも言いようがありません。
どうも見栄やプライドがあるようで、今すぐにでも出て行きたいと言っている義父。さっさと全てを整理して、一刻も早くこの土地からオサラバしたいと言っております。
このような性格に人が経営者だと、倒産した時に一家離散という事になるのでしょうね。プライドなんて、倒産したら邪魔なだけなのに・・・
ただ、全ては当事者である本人が招いてしまった災いですから、受け入れるしかありません。私はこのような事にならないように、自宅保全案を提案したのですが、全てを断ったのは当事者である義父です。(義母は守る方法があるならなんとかしたいと言っていましたが・・・)
本人が拒否したのですから、これ以上、私が色々言ったところで聞く耳を持たないので、事の成り行きを見守るしかありません。来週はいよいよ物件調査!!この段階にくると『競売』が現実味を帯びてきます。物件調査に来たら、また更新しますね。
ちなみに、この段階でも、何とかしようと思えば何とかなります。
この競売日記は、本人が家を要らないと言っているので諦めている訳ですが、あなたが「諦めたくない」と思っているのであれば、保全策はあります。もちろん競売を取り下げる事も可能です。
最後まで諦めてはいけません。保全の方法は存在するのですから。
この話の続きに興味がある方は以下の記事をご覧ください。
