ファクタリングの利用を考えてる ←他の選択肢も検討しよう【資金繰り策も解説】

ファクタリングの利用を検討している方向け。

ファクタリングは、商取引で発生した売掛金さえあれば最短即日で現金化できるので、銀行や政府系金融機関からの融資が難しい方や、資金調達を急いでいる方からすると、かなり使い勝手の良い資金調達方法に感じると思います。

ただ、ファクタリングによる資金調達コストは融資と比較すると非常に高いので、できることなら利用しないに越したことはありません。

とはいえ、事業を継続するうえで、どうしても資金が必要というシーンがありますよね。

そこで、どうしても資金が必要な方向けに、この記事ではファクタリングを利用する前に検討するべき資金繰り策について解説します。

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ファクタリングの利用を考える前に検討するべき資金繰り策2つ

ファクタリングを利用して資金調達することを考える前に、まずは次の2つの方法で資金繰りを回す事ができないか、検討するようにしましょう。

  • 融資で調達できないか
  • 入出金を調整できないか

上記のとおりです。

融資で調達できないか

銀行や政府系金融機関に融資を断られた場合、次のいずれかの方法で融資を受けれるかどうかを検討するようにしましょう。

  • ビジネスローン
  • 売掛金担保融資

ビジネスローン

ビジネスローンは銀行融資や政府系金融機関の融資と比較すると金利は高いですが、ファクタリングと比較すると調達コストは低いので、まずは融資による調達が可能かどうか検討した方がよいです。

ビジネスローンには銀行系とノンバンク系の2種類ありますが、時間的に余裕があるようでしたら、銀行系から申込むようにしましょう。

  • 銀行系ビジネスローン →  金利は低けど審査は厳しい
  • ノンバンク系のビジネスローン → 金利は高いが審査は緩い

銀行系のビジネスローンはノンバンク系と比較すると審査は若干厳しめですが、金利は低いので、まずは銀行系のビジネスローンを申込んでみましょう。

銀行系のノンバンクに申込んで、NGでしたら、次はノンバンクのビジネスローンに申込んでみましょう。

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売掛金担保融資

ビジネスローンでの調達が難しい場合、売掛金を担保に融資を受ける事ができるABL(売掛金担保融資)という資金調達方法があります。

こちらも銀行や政府系金融機関からの融資と比較すると金利は高いですが、ファクタリングよりも資金調達コストは低いので、まずは融資で資金調達できるかどうか、検討してみましょう。

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入出金を調整できないか

融資が難しい、あるいは審査に時間がかかり、支払いに合わないという場合は、入出金の調整が可能かどうか、検討してみましょう。

入出金を調整する具体的は方法は下記2つです。

  • 交渉して売掛の入金を早めてもらうことはできないか
  • 交渉して支払いを遅らせる事はできないか

上記のとおりです。

入金を早めてもらうことは可能か

取引先との交渉が可能であれば、売掛の入金を少しでも早めて貰うよう交渉して、売掛の入金条件を変更するという方法があります。

取引先と交渉して入金を早めるなんて、絶対不可能と思い込んでいる方が少なくないですか、以外とOKをもらえたりしますので、入金を少しでも早めることが可能かどうか、取引先に相談することを検討してみましょう。

入金を早めるのが難しい場合、入金日はそのままで締め日を遅くするよう変更してもらうという方法も有効です。

支払いを遅らせる

取引先と交渉して買掛の支払い日を変更できるかどうか、交渉してみましょう。

例えば、支払いサイトが30日であれば、45日に変更してもらうことができればでも資金繰りは改善します。

ちなみに、取引先と交渉する際に「資金繰りが厳しいから変更して欲しい」などといったお願いをしてしまうと取引先に警戒されてしまいますが、「社内の事務作業の効率化を図るため、支払日を変える事にご協力頂きたい」と伝えた方が、警戒され難いです。

ファクタリングの利用を考える時の選択肢を調達コスト別に紹介

「ファクタリングの利用を考える前に検討するべき資金繰り策は2つ」で紹介した方法による資金繰り策がうまくいかない場合、ここでようやくファクタリングの利用を検討することになります。

ただ、ここでも調達コスト別に選択肢が2つあります。

  • 取引先に知られても良い(調達コストが低い)
  • 取引先に知られたくない(調達コストが高い)

上記のとおりです。

取引先に知られても良い(調達コストが低い)

ファクタリングを利用することを取引先に知られても良いという方は、3社間ファクタリングの利用を検討しましょう。

3社間ファクタリングを勧める理由は、買取手数料が安いので、資金調達コストが低くなるからです。

資金調達コストが高いと、資金調達したばかりの時は良くても、後々資金繰りが苦しくなるのは明白ですから、調達コストは低いことに越したことはありません。

取引先に知られたくない(調達コストが高い)

ファクタリングを利用する事を取引先に知られたくない方は、2社間ファクタリングを利用することになるのですか、3社間ファクタリングと比較すると調達コストが上がることを覚悟してください。

実際、どれぐらいの調達コストがかかるのかというと、2社間ファクタリングの一般的な買取手数料相場は、概ね10%〜20%かかります。

売掛を買取って貰う度にこんな手数料を負担していたら、粗利率が50%近い事業でもない限り、倒産するのは間違いありません。

ですので、2社間ファクタリングを利用する際は、「ホントうにファクタリングするしか資金繰りを回す方法がないのか?」という事を考えてから利用するようにしましょう。

ちなみに、「【結論】売掛金で資金調達するファクタリングは、OLTA(オルタ)が神」という記事で紹介しているOLTA(オルタ)は、2社間ファクタリングの買取手数料が2%~9%と業界最低水準です。

ファクタリングを利用してでも資金調達しなければならない状況にある時は、オルタのように手数料が低いところのファクタリングの利用を検討するようにしましょう。

まとめ

以上、ファクタリングの利用を検討している方向けに、いきなりファクタリングを選択しないように気をつける事について解説しました。

おわり。

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