店舗向けのQRコード・スマホ決済サービスの情報をお探しの方向け。
QRコード・スマホ決済は、お店の店頭などにあるQRコードをスマートフォン(アプリ)で読み取ることで決済が完了するシステムです。
この記事では、店舗向けのQRコード決済・スマホ決済サービスを各サービス毎の特徴や、手数料、入金サイクル等をまとめています。
QRコード・スマホ決済サービス導入の参考にして頂ければ幸いです。
QRコード・スマホ決済の導入はスマホやタブレットがあれば導入可能【ローコスト】

店舗側で決済システムを導入する場合、専用の端末を用意したり、POSレジと連携させるためのシステム費用等がかかることがあるため、店舗側に大きな負担となっていました。
しかし、QRコード・スマホ決済サービスは、スマートフォンやタブレットがあれば簡単に導入することができるため、店舗側に大きな費用負担がかかる事はありません。
操作方法も簡単なので、レジ係の方の負担が増えるような事は殆どありません。集客機能を備えている決済システムもありますので、導入しない手はありません。
店舗向けQRコード・バーコード決済9選

LINE Pay(ラインペイ)

「LINE Pay」は、LINE株式会社の子会社「LINE Pay株式会社」がサービス提供するモバイル送金・決済サービスです。国内3,000万人以上が利用するLINEアプリを利用してスマートフォン決済が可能です。
公式サイト:LINE Pay(ラインペイ)
LINEのアカウントをベースとしていることが強みで、ウォレット機能・決済・送金サービスだけでなく、店舗と友だちになることでその後、決済をきっかけとしたマーケティングを行うことが可能です。
お客様やファンからのお問い合わせに対して、LINEのトーク同様直接コミュニケーションできる「1:1トーク」や、お客様やファンのタイムライン上に情報を投稿することができる「タイムライン機能」など、お客様やファンの方と直接コミュニケーションできるのが強みです。
突然、LINE Payユーザー向けにキャンペーンを行ったりする事もあります。
- 決済手数料:0円(LINE Pay 据置端末、プリントQR、LINE Pay 店舗用アプリを申し込んだ場合、2021年7月まで無料です【無料期間終了後は3.45%】)
- 入金サイクル:月末締め翌月末払い
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円

楽天Pay

「楽天Pay」は、専用のカードリーダー不要で、QRコードを使ったスマートフォン・タブレットだけで決済システムの導入が可能なサービスです。
加盟店登録を行い、決済用のアプリをインストールするだけで簡単に決済システムを導入できます。
楽天Pay公式サイト: 楽天ペイ
決済機能の他にも、日別・月別の売上を確認する事ができる「売上管理機能」や、POSレジと連携する事もできます。
楽天ペイを利用するお客様は楽天会員IDに登録されているクレジットカードと楽天スーパーポイントを組み合わせて決済を行うことができるため、楽天ペイアプリで支払った決済金額の0.5%分の楽天スーパーポイントを貯めることができます。
- 決済手数料:3.24%
- 入金サイクル:楽天銀行であれば最短翌日(他行は翌営業日に全額入金)
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円

PayPay(ペイペイ)

「PayPay」は、ソフトバンクグループがサービス提供するスマホ決済サービスです。
公式サイト:PayPay(ペイペイ)
PayPayを利用するお客様は、PayPay残高(銀行口座からチャージ)、Yahoo!マネー、クレジットカードからお支払いでき、PayPayで支払うと0.5%のPayPay残高が還元されます。
また、アプリ上の地図で導入店舗を確認する事ができますので、来店促進につなげやすいです。
- 決済手数料:1.6%~
- 入金サイクル:PayPay銀行(旧称ジャパンネット銀行)は翌日、他行は翌々営業日
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
- インバウンド決済「Alipay」の導入プランあり

pring(プリン)

公式サイト:pring(プリン)
「pring(プリン)」は、みずほ銀行が資本提携して生まれたスマホ決済サービスです。スマートフォン・タブレットがあれば、すぐに導入できます。
pringはクレジットカードではなく銀行口座と直接紐づけて決済するので、手数料を大幅に減らすことができ、業界最安値の決済手数料(0.95%)を実現しています。
- 決済手数料:0.95%
- 入金サイクル:みずほ銀行は翌営業日、他行は月1回・月2回締めの入金
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
AirPAY QR(旧:モバイル決済 for Airレジ)

「Airペイ」は、リクルートライフスタイルが提供するQRコード決済・スマホ決済サービスです。iPhone、iPadのいずれかの端末があれば、決済サービスを導入できます。
公式サイト:AirPAY
中国最大級の決済サービス、「Alipay」、「WeChat Pay」をはじめ、国内の決済サービス「LINE Pay」や「d払い(ドコモの決済サービス)」にも対応しています。
- 決済手数料:2.95%または3.24%
- 入金サイクル:月末締め翌月末払い
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
- インバウンド決済「Alipay」、「WeChat Pay」に対応
Coiney(コイニー)

「Coiney」は、コイニー株式会社が提供するQRコード決済・スマホ決済サービスです。カードリーダー端末による決済サービスを提供していましたが、QRコード決済にも対応しました。
公式サイト:Coiney(コイニー)
QRコード決済・スマホ決済サービスの導入は、スマートフォン・タブレットがあれば簡単に導入する事ができます。
世界で8億人が使う決済サービス「WeChat Pay」に対応しています。
- 決済手数料:3.24%
- 入金サイクル:自動入金と手動入金の2つから選択できます。自動入金:月末までの売上が翌月10日に金額確定し、20日に登録口座へ入金
- 手動入金:1〜5日の売上 当月15日より振込依頼可
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
- インバウンド決済「WeChat Pay」に対応
NIPPON Tablet(ニッポン・タブレット)

「日本タブレット」は、NIPPON Tablet株式会社が提供する決済サービスです。
公式サイト:NIPPON Tablet(ニッポン・タブレット)
中国最大級の決済サービス、「Alipay」、「WeChat Pay」、シンガポールの決済サービス「NETSPay」、国内の決済サービス「LINE Pay」や「d払い(ドコモの決済サービス)」、「PAY ID」、「pring」にも対応しています。
キャンペーン期間中に申し込むと、インバウンド決済の年間サービス利用料15,000円が2020年末まで無料で利用できます。
- 決済手数料:3.24%
- 入金サイクル:月末締15日払い、15日締月末払いの2回
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
- インバウンド決済「Alipay」、「WeChat Pay」に対応
- Amazon Payを店舗で導入できる唯一のサービス
PAY ID(ペイ・アイディー)

「PAY ID」は、ネットショップシステム「BASE」を運営しているPAY 株式会社が提供する決済サービスです。
公式サイト:PAY ID(ペイ・アイディー)
決済システムを導入するには、
- ネットショップ「BASE」を開設している店舗が利用できるQRコード決済アプリをダウンロードしてPAYCode(専用のQRコード)を発行する。
- APIを経由して自社システムに決済サービスを組み込むPAY.JP利用(大規模店舗向け)し、ダッシュボード(管理画面)経由でPAYCode(専用のQRコード)を発行する
という2通りの方法があります。
- 決済手数料:[PAY JP]1.0%~3.0% / [BASE] 2.9%
- 入金サイクル:確認中
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
Sma-sh Pay(スマッシュペイ)

「Sma-sh Pay(スマッシュペイ)」は、株式会社ラッセルが提供するコミックマーケット(コミケ)・イベント即売会での決済に利用可能な「スマホ決済対応プリペイド型電子マネー」です。
公式サイト:Sma-sh Pay(スマッシュペイ)
スマホアプリにポイント(1P=1円)をチャージして、プリペイド型電子マネーのように使います。
- 決済手数料:3.8%
- 入金サイクル:毎月末日・15日の2回締、各20日後に登録銀行に振り込み
- 導入費用:0円
- 月額費用:0円
まとめ
以上、店舗向けのQRコード決済・スマホ決済を提供している各サービスの特徴や手数料、入金サイクルなどについて解説しました。
専用の端末を用意する必要がなく、スマートフォン・タブレットがあれば簡単に導入できますので、まだ導入していない事業者の方は導入をご検討下さい。
ちなみに、中国人観光客向けのQRコード・アプリ決済サービスをお探しの方は、以下の記事をどうぞ。
