資金調達
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取引先と金銭トラブルが起こった際に話合いで解決できればいいですが、解決できない場合、訴訟に発展することがあります。
こうしたトラブルが発生すると、いきなり訴訟を起こされる場合もありますが、ほとんどの場合、訴訟の前段階として「内容証明郵便」が使われるケースが多いです。
「内容証明郵便」とは、郵便を出した内容、発送日、相手方が受け取った日時などを郵便局が公的に証明してくれる郵便(手紙)です。
内容証明郵便を利用する代表的なケースは概ね以下のとおりです。
契約上のトラブルで利用される場合が多いです。
元従業員に会社の金を横領されてしまった経営者の方が、元従業員の方に送っていたケースも何件か見ましたが、たいていは上記4つが多いかと…。
内容証明郵便を送る理由は、以下のような内容をやり取りしたという「跡」を残すことにあります。
内容証明郵便で相手方とやり取りした「跡」残すことで以下の効果があります。
契約上のトラブルや、契約の取り消し請求など内容証明を利用することで事実を証拠として残す場合に有効です。
内容証明郵便を相手方に発送するには従来、以下のような手間が必要でした。
しかし、日本郵便の「e内容証明」を利用すると、Web上で相手方への内容証明郵便の発送が可能になります。
「e内容証明」とは、ネット上で内容証明郵便を発送できるサービスです。
公式サイト:e内容証明(電子内容証明) – 日本郵便
Wordファイルで作成した内容証明文書をアップロードするだけで、相手方に内容証明郵便を発送する事ができます。
e内容証明を利用するメリットは下記のとおりです。
「e内容証明」を利用する手順は下記のとおりです。
上記のとおり。
最初に、利用登録を行う必要がありますので、以下のリンクをクリックし、「e内容証明」のトップページにアクセスして下さい。
公式サイト:電子内容証明サービス
リンクをクリックすると以下のようなページに移動しますので、「新規利用登録」をクリックします。
確認事項に目を通し、「次へ進む」をクリックします。
①メールアドレスとパスワードを入力し、②「次へ進む」をクリックします。
仮登録内容の確認画面が表示されますので、入力したメールアドレスに間違いがなければ「次へ進む」をクリックします。
メールボックスを確認すると、仮登録メールが届いていますので、赤枠内のリンクをクリックします。
先程の登録画面が表示されますので、パスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
利用者登録を行います。お名前、所在地、電話番号、会社名(個人の場合は必要ありません)、ひみつの言葉などを入力し、次へ進みます。
決済方法の選択をします。料金後納契約をしていないので、「クレジット決済」を選択します。
カード入力画面は割愛致します。
カード情報を入力したら登録完了です。ログインボタンをクリックすると「e内容証明」にログインできます。
ポップアップをブロックしていると「e内容証明」にログインできませんので、ポップアップブロックは解除して下さい。
ポップアップブロックを解除すると、「e内容証明」にログインする事ができます。
内容証明の書き方については、ネット上で参考文例やテンプレートなどが沢山ありますので、書き方の参考にすると良いかと思います。
本(文例集)を参考にするのも良い方法だと思います。
以上、ネット上で内容証明を送る事ができる「e内容証明」の使い方について解説しました。
内容証明を相手方に送るような事態が起こらなければいいですが、商売をしていると何らかのトラブルに巻き込まれたりするものです。
そのような時、内容証明を送ることで、相手方とやり取りした「跡」を残せます。
内容証明を郵送で送ろうとすると、郵便局の窓口に行く必要が出てきますが、e内容証明を使えばネット上で手軽に内容証明を送付できます。
今後もし、内容証明を送付するようなことがありましたら、その際はe内容証明の利用を検討してみて下さい。