【Square】スマホでタッチ決済のデメリットや導入方法を解説

【Square】スマホでタッチ決済のデメリットや導入方法を解説

Squareの「スマホでタッチ決済」の導入を検討しています。

デメリットを把握しておきたいので、詳しく教えて欲しいです。

本記事では、こういった疑問要望にお応えします。

本記事の内容
  • 端末不要でキャッシュレスを導入できるスマホでタッチ決済
  • スマホでタッチ決済で利用可能な決済方法4つ
  • スマホでタッチ決済のデメリット3つ
  • スマホでタッチ決済の始め方
  • スマホでタッチ決済を導入する時のよくある質問

初期費用・月額料金無料で、お手持ちのスマホに専用アプリを入れるだけでキャッシュレス決済端末として利用できる「スマホでタッチ決済」。

本記事では、キャッシュレス決済の導入を検討中の中小企業、個人事業主向けに、Squareのスマホでタッチ決済の情報をまとめました。

Squareの「スマホでタッチ決済」は、スマホ1台で導入できる手軽さとスピードで多くのビジネスオーナーから支持を得ています。

しかし、便利そうだと思って実際に利用してみると、スマホでタッチ決済ではできない機能や決済方法もあるので、デメリットに感じる部分が出てきます。

本記事では、スマホでタッチ決済の決済方法やデメリット、注意点などを解説していきますので、スマホでタッチ決済の導入を検討している方は、申し込み前にぜひチェックしてみて下さい。

目次

端末不要でキャッシュレスを導入できるスマホでタッチ決済

Squareの「スマホでタッチ決済」は、スマホを活用して簡単にキャッシュレス決済を導入できるサービスです。お持ちのスマホがNFC対応であれば、決済端末不要でキャッシュレス決済を導入できます。

NFCは非接触ICチップを使ってタッチするだけで決済できる機能です。

公式サイト

一般的に、キャッシュレス決済サービスは専用の決済端末(カードリーダーなど)を使用して決済しますが、Squareのスマホでタッチ決済はお持ちのスマホに専用アプリを入れるだけで手軽にキャッシュレス決済を始められます。

スマホでタッチ決済は、以前、「Tap to Pay」という名称でAndroidのみの提供でしたが、2024年5月にサービス名称が「スマホでタッチ決済」に変更され、iPhoneでも利用できるようになりました。

おすすめポイント
  • 初期費用/月額無料
  • 最短当日に導入できる
  • スマホだけで決済が可能(端末不要で決済できる)
  • クレジットカード、モバイルウォレット、QRコード決済に対応
  • タッチ決済の売上は最短翌日入金
  • 銀行口座に関係なく、売上の入金手数料は一律無料
Square「スマホでタッチ決済」の基本情報
利用対象個人事業主、法人、団体
必要な機器NFC対応のスマホ
初期費用無料
月額費用無料
会員登録無料
対応可能な​決済方法タッチ決済対応のクレジットカード/デビットカード

モバイルウォレット(Apple Pay・Google Payなど)

QRコード決済(PayPay、楽天Payなど7種類)
決済手数料3.25%
入金手数料無料
入金サイクルみずほ・三井住友は翌営業日
(その他の銀行は水曜締めの金曜入金)

0円で​始めるキャッシュレス決済!

以上がスマホでタッチ決済の基本情報となります。続いて、スマホでタッチ決済で利用可能な決済方法を紹介していきます。

スマホでタッチ決済で利用可能な決済方法4つ

スマホでタッチ決済で利用可能な決済方法は下記4つです。

  • タッチ決済(クレカ、モバイルウォレット)
  • QRコード決済
  • クレジットカード番号の直接入力
  • リンク決済

上記のとおり。

タッチ決済(クレカ、モバイルウォレット)

お店のスマホにお客様のクレカやモバイルウォレットをタッチしてもらうだけで、簡単にキャッシュレス決済が完了します。

  • タッチ決済対応のクレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナース、Discover)
  • モバイルウォレット(Apple Pay、Google Payなど)

モバイルウォレットのタッチ決済は、お客様がモバイルウォレットにクレジットカードを登録している場合のみ利用できます。電子マネー(SuicaやPASMOなど)を登録している場合、決済できません。

QRコード決済

7種類のQRコード決済(PayPay、楽天ペイ、au PAY、d払い、メルペイ、Alipay+、WeChat Pay)に対応していて、QRコードを読み取るだけで決済できます。

以前はPayPayしか対応していませんでしたが、2024年9月25日から決済可能なQRコードが拡充しました。

参考リンク Square、主要7種のQRコード決済が可能に | Square株式会社のプレスリリース

クレジットカード番号の直接入力

お客様のクレジットカードがタッチ決済非対応だった場合、カード番号を直接入力して決済を行うことができます。

お客様にカード番号/有効期限を直接入力してもらい、決済します。

直接入力で決済を行う場合、お客様のサインが必要となります。

お店側のスマホにサイン入力欄が表示されるので、お客様に指でサインをしていただく必要があります。

リンク決済

リンク決済は、お客様のスマホに決済用のリンクURLを送信して、そのリンクからクレジットカードなどで決済を行ってもらう方法です。

お客様のメールアドレスや電話番号を入力して、メールやSMSでリンクURLを送信します。

お店で利用するケースはほとんどないと思いますが、後払いで商品を販売したり、役務提供の対価を請求する際に使えます。

以上がスマホでタッチ決済で利用可能な決済方法です。スマホがあればキャッシュレス決済を導入できるので、メリットしかないように思えますが、デメリットもあるので、利用申し込みを行う前にチェックしておいてください。

Squareのスマホでタッチ決済のデメリット3つ

Squareのスマホでタッチ決済のデメリットは下記3つです。

  • スマホの機種が古いと利用できない
  • 電子マネーは決済できない
  • 紙のレシートを発行するにはプリンターが必要

上記のとおり。

スマホの機種が古いと利用できない

現在お使いのスマホがNFC対応ではない場合、スマホでタッチ決済は利用できません。

5年以内に購入したスマホであればNFCに対応している場合がほとんどですが、それ以上古い機種を使っている場合、NFCに対応していない機種があるのでご注意ください。

  • iPhoneの場合:最新の​iOSを​搭載する​iPhone XS以上の​デバイスで​利用できます。
  • Androidの場合:Android 9以上を搭載し、NFC機能が付いているほとんどのAndroid端末で利用できます。

端末の互換性は公式サイトで確認できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

公式サイト 対応端末一覧 | Square

電子マネーは決済できない

スマホでタッチ決済は電子マネー(交通系ICカード、iD、QUICPay)は決済できません。

モバイルウォレット(Apple Pay・Google Pay)に登録している電子マネーも決済できません。モバイルウォレットに登録しているクレジットカード/デビットカードのみ決済できます。

今後のアップデートで決済可能になる可能性もありますが、現在のところ非対応です。

電子マネー決済に対応したい場合、「Squareリーダー」などの決済端末が必要です。

紙のレシートを発行するにはプリンターが必要

紙のレシートを発行するには、レシートプリンターを別途用意する必要があります。

もし、レシートプリンターが必要であれば、Square公式サイトやAmazon/楽天などのECモールで購入して下さい(1.5万~5万円ぐらいで販売されています)。

電子レシートが発行可能

紙のレシートは別途プリンターが必要ですが、電子レシートであればお店のスマホからお客様のスマホにメールやSMSでレシートを発行できます。

紙のレシートを発行する場合電子レシートを発行する場合
別売のレシートプリンターが必要
(価格は1.5万~5万円ぐらい)
レシートプリンターは不要

なお、レシートプリンターが必要な方は、「」というプリンター内蔵の決済端末も検討してみてください。
価格は39,980円ですが、分割購入(12回)も可能ですし、定期的に割引キャンペーンも開催していますので、ぜひチェックしてみてください。

以上がスマホでタッチ決済のデメリットです。続いて、スマホでタッチ決済の導入方法を解説していきます。

スマホでタッチ決済の導入方法

スマホでタッチ決済の導入方法は下記のとおりです。

  • 手順①:アカウントの申し込み
  • 手順➁:「Square POSレジ」のインストール
  • 手順③:「Square POSレジ」にログインして決済を始める

上記のとおり。

手順①:アカウントの申し込み

まずはSquareのアカウントを申し込みます。

アカウントを申し込む流れ

STEP

公式サイトにアクセス

下記リンクをクリックして、Squareのトップページに移動します。

公式サイト

画面中央の「今すぐ無料で始める」をクリックします。

STEP

アカウント情報の入力

アカウント情報入力画面が表示されますので、
①メールアドレスと➁パスワードを入力し、③「続行」をクリックします。

STEP

事業内容の入力

事業形態を聞かれるので、法人/店舗、個人事業主のどちらかをクリックします。

私は法人で申し込むので、「法人/店舗」を選択して進めます。

事業形態を選択すると入力項目が出現しますので、業種や事業内容を入力していきます。

入力内容の詳細は下記のとおりです。

  • 業種を教えてください:業種を選択します
  • 法人番号:法人番号を入力します
  • 企業または店舗カテゴリ:事業内容にマッチしたカテゴリを選択します
  • 法人または店舗の電話番号:会社や店舗の電話番号を入力します
  • 全て入力したら「続行」ボタンをクリックします

過去5年以内に特定商取引法及び消費者法に関連する行政処分を受けたことがある場合、法人番号の下にあるチェックボックスにチェックを入れます。

STEP

代表者情報の入力

次に、代表者の個人情報を入力していきます。

入力内容の詳細は下記のとおりです。

  • 代表者の氏名(漢字、カタカナ、ローマ字の3パターン)
  • 生年月日
  • 代表者個人の電話番号
  • 性別
  • 自宅住所

個人情報を入力したら「続行」をクリックします。

STEP

企業/店舗情報の入力

企業/店舗情報を入力していきます。

ちなみに、法人の場合、「STEP3」で入力した法人番号を元に自動的に入力されますので、情報に誤りがなければ「続行」をクリックして次に進んでください。

筆者の場合、なぜか本店移転前の住所が自動入力されていたので、「これは私の法人または店舗名ではありません」にチェックを入れて、所在地を修正しました。

STEP

店舗/オフィス情報の入力

店舗やオフィスの基本情報を入力します。

入力内容の詳細は下記のとおりです。

  • 店舗/オフィスの名称(フリガナ、ローマ字)
  • 店舗/オフィスの電話番号
  • 店舗/オフィスのホームページURL(任意)
  • 店舗/オフィス住所
    (前の画面で入力した住所と同じであれば、画面下にあるチェックボックスにチェックを入れると自動入力されます)
STEP

入金先銀行口座の入力

入金先の銀行口座情報を入力します。

入力後、「続行」をクリックします。

三井住友銀行・みずほ銀行のどちらかを入金先に設定すると、売上金が翌日入金となります。

STEP

追加情報の提出(任意)

審査プロセスを速めるために、資料を提出を求められます(提出は全て任意です)。

ひとまず「続行」をクリックします。

具体的な提出内容が表示されます。

確実に審査を通したい方は提出した方がよさそうです。

提出内容の詳細は下記のとおりです。

  • 開業届や確定申告書(個人事業の場合)
  • 登記簿謄本(法人の場合)
  • サービスメニュー、料金表、商品パンフレット、商品/店舗の写真などの提供(PDFファイルや画像ファイルでOK)
  • 「主にどのような商品・サービスを提供しているのか?」の回答
  • 店舗のWebサイトURL(SNS含む)
  • プラットフォームに出店していれば、そのURL

筆者は資料を提出するのが面倒だったので、ホームページのURLだけ記載しました。

STEP

申し込み完了

以上でアカウントの申し込みは完了です。

あとは審査結果を待つだけです。

審査結果は1~2営業日以内にメールで知らされます。

ちなみに、ログインボタンをクリックすると、ダッシュボード(管理画面)が見れます。

審査中なので決済機能は使えませんが、商品登録、見積もり請求書作成などの機能は使えるので、今のうちに商品やサービスを登録しておくと、審査通過後にすぐに使えて便利ですよ。

手順➁:「Square POSレジ」のインストール

アカウントを申し込んだら、スマホに「Square POSレジ」アプリをインストールします。

下記ボタンをクリックして、アプリをダウンロードしてください。

Square POSレジ

Square POSレジ

Block, Inc.無料posted withアプリーチ

アプリを立ち上げると下図画面が表示されますので、「ログイン」をタップします。

スマホアプリにログインする流れ

STEP
メールアドレスとパスワードの入力

アカウント申し込み時の①メールアドレスと、➁パスワードを入力します。

STEP
2段階認証の設定

次に、2段階認証の設定を行います。

①スマホの電話番号を入力するとSMSで認証コードが届きますので、➁認証コードを入力します。

左下図「この番号を安全な連絡先電話番号として登録しますか」と表示されるので、「登録する」をタップすると2段階認証が有効になります。

STEP
端末の設定

最後に、端末の設定を行います。

左下図の4項目にチェックを入れ、「Squareの利用をはじめる」をタップします。

右上図Squareへようこそと表示されたら、「続行」をタップします。

STEP
利用方法の回答

「どのように決済を受け付けますか?」と聞かれるので、該当の項目にチェックを入れます。

筆者は全てチェックを入れました。

次に、「お会計方法を選択してください。」と聞かれるので、利用するであろう会計方法を選択します。

お店の場合、「商品の選択について」を選択しておけばOKです。

STEP
アプリの利用開始

以上でSquare POSレジアプリが使えるようになるのですが、審査に通っていないと下図画面が表示されます。

この状態では決済できないので、審査通過まで待ちましょう。

手が空いていれば、今のうちに商品登録(商品名や金額の登録)しておくといいですよ。

手順③:審査通過後、決済を始める

審査に通過すると、タッチ決済が利用可能となります。

以上がスマホでタッチ決済の導入方法となります。続いて最後に、スマホでタッチ決済を導入する時のよくある質問とその答えを紹介していきます。

0円で​始めるキャッシュレス決済!

スマホでタッチ決済を導入する時のよくある質問

スマホでタッチ決済を導入する時のよくある質問とその答えは下記のとおりです。

  • タッチ決済の売上はいつ入金されますか?
  • お客様に領収書を発行できますか?
  • 複数のスマホでタッチ決済を利用できますか?
  • 返金は簡単にできますか?

上記のとおり。

タッチ決済の売上はいつ入金されますか?

タッチ決済の売上は最短翌日で入金されます。

入金先の銀行口座が三井住友銀行・みずほ銀行の場合、翌日に入金されます。それ以外の銀行は週1回に入金されます。

詳しくは下表のとおりです。

金融機関入金サイクル
[締め日/入金日]
振込手数料
三井住友銀行
みずほ銀行
売上発生日の翌日無料
その他の銀行毎週1回
(水曜/金曜)

メガバンクの口座開設は若干ハードルは高いですが、決済の翌日に入金されるので、手元資金を厚くしておきたい方は三井住友銀行/みずほ銀行の口座を登録しておくといいですよ。

その他の銀行でも毎週1回入金されるので、資金繰りは良いですよ。

お客様に領収書を発行できますか?

紙のレシートを発行するにはプリンターが必要」という項目でも解説したとおり、紙のレシートは発行できませんが、メールやSMSで電子レシートを送信できます。

お客様に電話番号やメールアドレスを入力してもらう必要があります。

複数のスマホでタッチ決済を利用できますか?

複数のスマホでタッチ決済を利用できます。

Squareのアカウントに複数のスマホを紐付けることで、決済可能になります。

Square POSレジアプリを各スマホにインストールし、同一のSquareアカウントにログインすることで、複数のスマホでタッチ決済を利用可能になります。

お客様への返金は簡単にできますか?

お客様への返金は簡単にできます。

返金手続きはSquare POSレジアプリまたはSquareデータから行えます。

具体的な手順は公式サイトをご確認ください。

公式サイト 払い戻しの処理 | Squareヘルプセンター – JP

まとめ

以上、Squareのスマホでタッチ決済について解説しました。

おわり。

0円で​始めるキャッシュレス決済!

人気記事 【店舗向け】キャッシュレス決済サービス6選【手数料/入金サイクル比較】

面白かったらシェアをお願いします!
  • URLをコピーしました!
目次