資金調達
カード選び
長年不動産を所有していて、何らかの事情で以下のことを考慮する必要に迫られる場合があると思います。
このような時、売却の方向で検討すると思いますが、不動産を売却する前に1番最初にやるべきことがあります。
それは、売却対象となる不動産の相場価格の把握です。
不動産の相場価格を把握する理由は2つあります。
上記のとおり。
単純に不動産の売却を検討しているような場合であれば、大まかな価格を把握した上で、本格的に売却するかどうかを決めるという検討材料になります。
また、予め相場価格を把握しておくことで、買主との価格交渉に有利になります。
任意売却による不動産の保全を考えているような場合(親族、スポンサー等)、相場価格を把握することで、債権者(抵当権者)との交渉や、買受先のファイナンスのシミュレーションを具体的に検討することができます。
相場価格が分からないと、行き当たりばったりな対応に終始してしまいがちですが、相場価格を把握していれば、複数の保全シナリオをシミュレーションできるようになります。
不動産の相場価格を調べる方法は下記2つあります。
上記のとおり。
一番手っ取り早い方法が、不動産鑑定士に鑑定評価を依頼する方法です。
費用はかかりますが、具体的な価格を把握できます。
若干手間はかかりますが、下記方法であれば不動産の価格をある程度割り出せます。
一応、自分で調べようと思えば調べることはできますが、若干ハードルは高いです。
特に、土地は「一物五価」と言われる5つの価格が存在しており、取引価格である「実勢価格」に加え、下記4つの公的価格があります。
そのため、どの価格を採用したら良いか?という部分が結構難しいという問題があります。
また、家屋の評価も築年数、建物の構造、修繕の有無等によって価格が左右されますので、自分で価格を調べるのはハードルが高いです。
近隣の不動産業者に「売り出すとしたらどれぐらいの価格が妥当か?」と相談すれば、ある程度実態に近い価格を教えてくれますが、近隣の不動産業者に聞くと、「近所に知られる」とか、地元で噂になったら困ると、聞きにくい場合があります。
そこでお勧めするのが不動産一括査定サイトの利用です。
不動産一括査定サイトは、不動産の相場を調べたい時に不動産の情報や個人情報を一括査定サイトに入力すると、6社程度の不動産仲介会社に対し、まとめて価格査定を依頼できるサービスです。
一括査定サイトを利用するメリットは次のとおりです。
特に後者のメリットは大きく、不動産仲介会社によって価格が微妙に変わることがあるので、複数の不動産仲介会社から価格を情報を取得できるのは大きなメリットと言えます。
担保割れしている不動産を任意売却する際、売却価格が大きなポイントとなるのですが、一社の価格査定を元に交渉したところで「客観的な価格とは言えない」といわれて交渉がうまくいかない場合があります(恣意的な価格と捉えられてしまう)。
しかし、複数の不動産仲介会社からの査定価格があると、「客観的な、売却相場価格」ということで交渉しやすくなります(最終的には鑑定士の簡易査定等を求められます)。
不動産一括査定サイトは数多く存在しますので、どの一括査定サイトを使えば良いか、分からないと思います。そこで、初めて利用される方向けにおススメの不動産一括査定サイトを3つ紹介します。
リビンマッチは、1,700社を超える不動産業者と提携している不動産一括査定サイトです。こちらも最大で6社、一括で無料査定を依頼できます。
公式サイト
「プライバシーマーク」を取得した会社が運営しているため、入力された物件所在地などの情報は、査定依頼先不動産仲介会社以外に共有される事はありません。また、定期的にプレゼントキャンペーンなども行っている不動産一括査定サイトです。
マイスミは、17社の不動産仲介会社と提携している不動産一括査定サイトです。最大で6社、全国の不動産会社からそのエリアの売却査定に強い会社に絞って依頼できます。
公式サイト
プライバシーマークを取得した会社が運営しているため、入力された物件所在地などの情報は、査定依頼先不動産仲介会社以外に共有されることはありません。
イエイは、運営実績が15年以上あり、400万人以上の利用実績のある不動産一括査定サイトです。1提携している不動産業者はCMでよく見る大手から地場に強い会社まで、1,700社を超える不動産業者と提携しており、最大6社、一括で無料査定できます。
公式サイト イエイ
「イエローカード制度」や「お断り代行サービス」というイエイ独自のサービスがあるのが特徴で、不動産仲介会社からの熱心な勧誘や、熱心すぎて断り難いような場合、イエイ側で全て解決してくれます。
以上、不動産の価格を調べる方法と、不動産一括査定サイトを紹介しました。
不動産一括査定サイトを利用すれば無料で手軽に相場価格を把握できますので、今後不動産の売却の可能性がある方は、一括査定サイトを不動産価格を調べる選択肢の一つとして覚えておくと良いかと思います。