ビジネスローンは個人事業主も利用可能!審査のポイントや注意点を解説

ビジネスローンは個人事業主も利用可能!審査のポイントや注意点を解説

ビジネスローンは個人事業主でも利用できるのかな?

カードローンを利用中だけど、ビジネスローンは総量規制の対象になるのかな?

ビジネスローンについて詳しく教えて欲しいよ。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

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個人事業主でもビジネスローンは利用できる

個人事業主は法人と比較すると資金調達の選択が少ないので、ビジネスローンは利用できないと思っている方も少なからずいらっしゃいますが、ビジネスローンは個人事業主でも利用できます。

新規創業だと不可能ですが、業歴が1年以上あれば、個人事業主でもビジネスローンで資金調達できます。

カードローンよりも使い勝手が良い

カードローンの資金使途は基本的に自由ではありますが、事業資金として利用する事はできない場合が殆どです。

※注意書きが書いてある場合が殆どです。

しかし、ビジネスローンは資金使途を問われませんので、カードローンよりも使い勝手が良いです。

個人事業主がビジネスローンを利用するメリット5つ

個人事業主がビジネスローンを利用するメリットは下記5つです。

  • 総量規制の対象外
  • 第三者保証人・担保不要
  • 審査が早い(最短即日融資も可能)
  • 借入枠の範囲内で自由に利用可能
  • 資金使途の自由度が高い

上記のとおりです。

総量規制の対象外

個人カードローンの場合、総量規制の対象となるため、年収の3分の1を越える借入はできませんが、ビジネスローンは総量規制の対象外となりますので、年収による上限はありません。

ただし、「【資金調達】ビジネスローンを利用するメリット・デメリットを解説」という記事でも解説しているとおり、実務上は総量規制の水準で審査している場合が殆どなので、総量規制と同程度の水準で個人カードローンを利用していると審査に通らない場合がありますので、ご注意ください。

第三者保証人・担保不要

ビジネスローンを利用するにあたって、第三者の保証人を用意する必要はないですし、担保も不要です。

審査が早い(最短即日融資も可能)

ビジネスローンの審査は「スコアリングシステム」と呼ばれるシステムで機械的に審査するため、審査自体は数分で完了します。

そのため、申込に必要な資料が揃っていて、本人確認手続きを素早く行えば最短即日融資も可能です。

借入枠の範囲内で自由に利用可能

ビジネスローンはカードローンと同様、借入枠の範囲内であれば、いつでも借入・返済ができ、借入枠の範囲内までは繰り返し利用する事ができます。

また、カードが発行されれば提携金融機関やコンビニのATMで24時間いつでも利用する事ができます。

資金使途の自由度が高い

カードローンの場合、資金使途は自由とアピールしているものの、「事業資金にはご利用頂けません」との注意書きが記載されている場合が殆どですが、ビジネスローンは資金使途は問われないので、資金使途の自由度が高いです。

事業資金や設備投資資金として利用できるのはもちろん、個人の資金繰りに使っても問題ありません。

個人事業主がビジネスローンを利用するデメリット2つ

メリットの多いビジネスローンではありますが、個人事業主がビジネスローンを利用することによるデメリットが下記2つだけあります。

  • 金利が高い
  • 借入上限額が低い

上記のとおりです。

金利が高い

ビジネスローンは銀行や政府系金融機関からの借入と比較すると、金利が高いです。

  • 銀行や政府系金融機関の金利 → 年利2~4%
  • ビジネスローンの金利 → 年利6.0%~18.0%

緊急時の短期的な資金繰りでビジネスローンを利用する分にはそこまで負担にならないと思いますが、長期で借りると金利支払い負担が増えて資金繰りは厳しくなります。

借入上限額が低い

ビジネスローンは銀行や政府系金融機関の融資と比較すると、借入上限額が低いです。

殆どのビジネスローンは借入上限額が200万円~500万円に設定されており、高めに設定しているところもで1,000万円が上限です。

そのため、大きな金額を調達しようとする場合には不向きです。

大きな金額を調達したいということであれば、法人成りを検討するか、あるいは売掛金を売却して資金調達する「ファクタリング」を検討することになります。

個人事業主がビジネスローンを申込む時のポイント3つ

個人事業主がビジネスローンを申込む時のポイントは下記3つです。

  • 業歴が1年以上
  • 赤字決算ではない
  • ブラックではない

上記のとおりです。

業歴が1年以上必要

個人事業主がビジネスローンを申込む際、以下の資料が必要になります。

  • 青色申告決算書
  • 収支内訳書

上記の書類は業歴が1年以上ないと作成できません。
書類が作成できなければ申込み自体できません。

本記事の最後にも紹介していますが、決算書の提出を必要としないビジネスローンもあります。

赤字決算ではない

赤字の内容にもよりますが、基本的に赤字決算だと審査に通りにくくなります。

ただし、本業に収益力はあるものの、以下いずれかの原因で赤字になってしまった場合、

  • 減価償却費で赤字になった
  • 特別損失で赤字になった

赤字決算でもビジネスローンの審査にとおる場合があります。

ブラックではない

ビジネスローンは個人信用情報がブラックだと審査に通りません。

ブラックの具体的な内容は次のとおりです。

  • 多重申込 → 半年以内にローン事業者へ申込が重複した場合
  • 支払遅延 → 直近2年間(24ヶ月)に支払遅延を何回か起こしている(金融機関によっては「2階以上支払い遅延を起こすと審査に通さない」というように決っています)
  • 異動 → 5年以内に延滞を起こしていたり、法的整理をしている

上記項目に一つでも該当すると、ビジネスローンの審査に通りません。

個人事業主でも利用可能なビジネスローン3社

最後に、個人事業主でも利用可能なビジネスローンを3社紹介します。

  • オリックスVIPローンカードBUSINESS
  • プロミス
  • AGビジネスサポート

上記のとおりです。

オリックスVIPローンカードBUSINESS

オリックスVIPローンカード BUSINESSは、オリックス・クレジット株式会社がサービス提供するビジネスローンです。

最短即日融資に対応しており、最短60分以内に審査の回答をしてくれますので、お急ぎの方にもおすすめです。

決算書の提出不要で申込ができます。

公式サイト

プロミス

プロミス「自営者ローン」は、SMBCコンシューマーファイナンスがサービス提供する、ビジネスローンです。

最短即日融資に対応しています。

公式サイト

AGビジネスサポート

AGビジネスサポートは、AGビジネスサポート株式会社がサービス提供している法人・個人事業者向けのビジネスローンです。

AGビジネスサポート株式会社は、2023年2月25日よりアイフルビジネスファイナンス株式会社から社名を変更しました。

最短即日融資に対応しており、融資可能な最大上限額は1,000万円まであり、ノンバンクのビジネスローンの中でも枠が大きいです。

公式サイト

まとめ

以上、個人事業主でもビジネスローンは利用できるということと、審査のポイント・注意点、個人事業主におすすめなビジネスローンを3社紹介しました。

個人事業主でもビジネスローンは利用できますので、必要に応じて、ビジネスローンの利用を検討するようにしましょう。

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