【資金調達】ファクタリングがばれるパターンとは?【5つ紹介します】

ファクタリングの利用を検討しているけど、利用中している最中に取引先や取引銀行にばれることってあるかな?

もしばれる可能性が少しでもあるなら、具体的にどういうことをするとばれてしまうのか、詳しく知りたいよ。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

好きなところから読めます

ファクタリングがばれるパターン5つ

ファクタリングがばれるパターンは下記5つです。

  • 3社間ファクタリングを利用した場合
  • 債権譲渡登記の概要記載事項証明書を見られた場合
  • 取引先に内容証明を送られた場合
  • 借入のある金融機関に振込んで貰ったとき
  • 決算書を提出した場合

上記のとおりです。

3社間ファクタリングを利用した場合

ファクタリングで資金調達すると取引先に知られる?【2社間なら大丈夫】」でも解説しているとおり、ファクタリングは2種類の契約方法があります。

  • 2社間ファクタリング → 利用者、ファクタリング会社の2社間で契約
  • 3社間ファクタリング → 利用者、取引先、ファクタリング会社の3社間で契約

2社間ファクタリングを利用する場合、利用者とファクタリング会社の2社間契約ですので、取引先にばれることはありません。

しかし、3社間ファクタリングを利用する場合、取引先の承認が必要となりますので、取引先にばれます。

つまり、2社間ファクタリングを利用すれば、取引先にばれることはありません。

債権譲渡登記の概要記載事項証明書を見られた場合

2社間ファクタリングを利用する際、ファクタリング会社によっては売掛債権の「債権譲渡登記」が必要な場合があります。

債権譲渡登記とは、売掛金の所有権がファクタリング会社にあることを第三者に証明できるよう、売掛金の譲渡登記を行う手続きのことをいいます。

ファクタリング会社は債権譲渡登記を行うことで、ファクタリング利用者から入金が無かったり、あるいは倒産した場合に、第三者に対して売掛債権の所有権を主張できるようになります。

債権譲渡登記を行うと法務局で閲覧可能になる

債権譲渡登記を行うと、法務局で概要記録事項証明書の交付請求をすれば、誰でも閲覧が可能となります。

ですので、取引先や銀行が概要記載事項証明書の交付請求をすれば、ファクタリングを利用していることがばれます。

概要記載事項証明書の交付請求は「登記簿謄本はオンライン申請が便利でお得!申請から届くまで全手順を解説【図解付き】」でも解説しているとおり、今はオンラインで簡単に請求可能です。

2社間で債権譲渡登記を行わないファクタリング会社もある

ファクタリング会社によっては、2社間ファクタリングでも債権譲渡登記を行わない会社もあります。

例えば、「【結論】売掛金で資金調達するファクタリングは、OLTA(オルタ)が神」という記事で紹介しているOLTA(オルタ)というファクタリング会社は、2社間ファクタリングでも債権譲渡登記を必要としていません。

このようなファクタリング会社を利用すれば、ばれることはありません。

取引先に内容証明を送られた場合

ファクタリング会社から取引先に内容証明郵便が送付されると、ファクタリングを利用していることが取引先にばれます。

取引先に内容証明郵便が送付される原因

ファクタリングを利用して、ファクタリング会社への支払い期日が到来したのに、

  • 取引先から入金があったのにファクタリング会社に故意的に支払わない
  • 取引先からの入金が遅れているのに、ファクタリング会社に報告しない

こうしたことをしてしまうと、ファクタリング会社が売掛金の所有権を主張するために売掛先(取引先)に内容証明郵便が送付されてしまいます。

取引先に内容証明郵便を送付されないよう、期日にきちんと支払うようにしましょう。

借入のある金融機関に振り込んで貰ったとき

借入のある金融機関にファクタリング会社から入金があると、銀行にファクタリングを利用していることがばれます。

とはいえ、銀行にファクタリングを利用していることがばれても、影響はほとんどありません。

なぜなら、ファクタリングを利用しようとしている、あるいはすでに利用している企業は、銀行融資が難しいからこそファクタリングの利用を検討している訳ですから、その時点で銀行にばれることを警戒してもほとんど意味がありません。

似たようなケースを「【銀行融資】リスケジュールして融資を受けれなくなったら困る!【借りれない心配は無駄】」でも解説してますが、リスケジュールするのに借りれない心配をしても意味が無い事と同じことです。

取引先や銀行に決算書を提出した場合

取引先や銀行から決算書の提出を求められた際に、ファクタリングを利用してることがばれる可能性があります。

決算書からファクタリングの利用がばれるポイントは2つあります。

  • 貸借対照表(B/S) → 売掛残の減少でばれる
  • 損益計算書(P/L) → 営業外費用でばれる

上記のとおりです。

貸借対照表(B/S) → 売掛残の減少でばれる

ファクタリングを継続的に利用した場合、売掛金をファクタリング会社に譲渡するため、貸借対照表(B/S) の売掛金が減少します。

毎期、平均して残っている売掛残が大きく減少していれば、普通に考えて不自然ですので、数字に明るい人が決算書を見たら「ファクタリングを利用しているのでは?」と推察されやすいです。

損益計算書(P/L) → 営業外費用でばれる

ファクタリングを継続的に利用すると、多額の買取手数料が発生します。

買取手数料は損益計算書(P/L) の営業外費用に「売上債権売却損」として載りますので、数字に明かるい人が決算書を見たら「ファクタリングを利用してる」という事実がばれます。

まとめ

以上、ファクタリングを利用していることが取引先や銀行にばれるポイントを5つ解説しました。

おわり。

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