
入金サイトが長いからファクタリングで売掛を買取ってもらいたいけど、少額の売掛ってそもそも買取ってくれるのかな?
取引先1社あたりの売掛金は数万円とか十数万ぐらいの小口がほとんどだけど、少額でも売掛を買取ってくれると資金繰りが楽になるよ。
数万円の小口でも買取ってくれるファクタリング業者があれば知りたいよ。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
小額の売掛を買取ってくれるファクタリング業者はある【結論】


ネットでファクタリング業者を探していれば分かると思いますが、ファクタリング業者のほとんどは小額の売掛の買取りには対応していません。
少額の売掛の買取りに対応していない理由については後ほど解説しますが、ほとんどのファクタリング業者は買取り可能な売掛の額に下限を設定しています。
よくある下限額は次のとおりです。
- 30万円〜
- 50万円~
- 100万円~
金額はファクタリング業者によってまちまちてすが、30万円以下の売掛を買取ってくれるファクタリング業者はほとんど見つかりません。
そのため、数万円や十数万ぐらいの売掛はファクタリングできないと思っている方が少なくないですが、結論から言うと数万円の小額な売掛を買取ってくれるファクタリング業者はあります。
OLTAのクラウドファクタリングなら数万円の売掛でも買取可能
「【結論】売掛金で資金調達するファクタリングは、OLTA(オルタ)が神」でも紹介している、OLTAのクラウドファクタリングは、数万円の少額の売掛でも買取って貰うことができます。
買取手数料も業界最低水準の2%~9%なので、かなり良心的です。
OLTAのクラウドファクタリングは人が審査を行うのではなく、AI(人工知能)が機械的に審査を行うため、審査にかかるコストが低く抑えられています。
そのため、少額の売掛の買取りにも対応してもらうことができるのです。
申込金額の下限はありません
OLTAのクラウドファクタリングは買取り可能な売掛の額に下限を設定していません。
OLTAのWebサイト見れば分かると思いますが、Q&Aを見ると「申込金額に下限はない」との記載があるだけなので、下限を気にする必要はないと言えます。
ちなみに、以前、筆者の事務所にOLTAの営業担当の方に来社頂いた事があるのですが(2019年の夏ごろ)、その際に下限はいくらぐらいなのか確認したところ、「当社では特に下限は設定してませんので、数万円とかでも全然利用できますよ〜。」と言ってました。
少額の売掛を買取ってくれるファクタリング業者をお探しであれば、OLTAを利用されるのがおすすめです。
小額の売掛をファクタリング業者が敬遠する理由2つ


そもそも、なぜファクタリング業者の多くは小額の売掛を買取ることを敬遠するのでしょうか。
理由は2つあります。
- 採算性が悪いから
- リスクが高いから
上記のとおりです。
採算性が悪いから
小額の売掛を買取るというのは、ファクタリング業者からすると非常に非効率で、採算性はとてつもなく悪いです。
なぜなら、買取り対象となる売掛の金額に違いがあっても、審査の手間は変わらないからです。
審査の手間は同じなのに利益に雲泥の差がある
「個人事業主でもファクタリングは利用可能!審査のポイントやおすすめ事業者を3つ紹介」でも解説しているとおり、ファクタリング業者が買取り対象となる売掛を審査する手間は、買取り金額に大きな差があったとしても、審査の手間は殆ど変わりません。
審査の手間は同じなのに得られる利益が大きく異なるため、利益が少ないならやらない方が良いという判断が働きます。
例えば、次の3つの売掛の買取り依頼があった場合を見てみます。
- 5万円の売掛
- 30万円の売掛
- 500万円の売掛
対象となる売掛債権を10%の買取り手数料でファクタリング業者が買取った場合、ファクタリング業者が得られる利益は次のとおりとなります。
- 5万円 × 10% = 5千円(手数料)
- 30万円 × 10% = 3万円(手数料)
- 500万円 × 10% = 50万円(手数料)
買取り対象となる売掛の審査の手間は金額が変わってもほとんど変わらないのに、得られる利益がこれだけ違えば、やらない方が得策という判断が働きます。
そもそも、ファクタリング業者のほとんどは人が審査を行うため、審査を行うにも人件費がかかります。
少額の売掛を買取っていたら、審査を行う人件費だけで赤字になりります。
そのため、少額の売掛の買取りには対応していない業者が多いのです。
リスクが高いから
小額の売掛の買取りを希望する方は、資金繰りにお困りの小規模事業者や個人事業主の割合がどうしても増えてしまいます。
なかでも、個人事業主は「債権譲渡登記」ができないということもあり、ファクタリング業者のリスクは高くなります。
債権譲渡登記ができないということは、ファクタリング業者の立場からすると、もし万が一、売掛債権の二重譲渡をされた場合、対抗要件を示すことができなくなり、回収不能に陥るリスクが高まります。
以上、2つの理由から、小額の売掛は買取り対象外としているファクタリング業者が多いのです。
小額の売掛をファクタリング業者に買取ってもらう時の注意点1つ


最後に、小額の売掛をファクタリング業者に買取って貰う時の注意点を1つだけ解説します。
- 買取手数料の負担で利益率が悪化する
上記のとおりです。
買取手数料の負担で利益率が悪化する
「OLTAのクラウドファクタリングなら数万円の売掛でも買取可能」という項目でOLTAなら小額の売掛でも業界最低水準の手数料で買取って貰うことができると伝えましたが、それでも2%〜9%の買取手数料をチャージされる事になります。
年に2〜3回利用する程度であれば、大した負担にはなりませんが、毎月利用するようになると粗利率は悪化します。
数%の買取手数料をチャージされてもきちんと利益を確保できているのであれば良いですが、数%の手数料をチャージされる事で粗利率が悪化し、資金繰りに影響するようであれば、利用を控える、あるいは最初から利用しないといった検討も必要です。
カード決済に変更してもらう等の自衛の手段も必要
例えば、小口の売掛の件数が多い場合、掛けによる取引ではなく、カード払いに変更して貰う等といった対応も必要だといえます。
カード決済を導入すれば決済手数料は発生し、利益率は悪化しますが、ファクタリングほど手数料は高くないですし、入金サイクルが早まり、しかも回収不能に陥るリスクを低減できるというメリットがあります。
小口の売掛をファクタリングで買取って貰うほど資金繰りが厳しいのであれば、ファクタリングで急場をしのぎ、同時に少しでも入金を早める施策を検討する必要はあると言えます。
ちなみに、「カード決済の入金サイクルが長い!【売上入金を早める解決策を2つ紹介】」で入金サイクルの早い決済サービスを紹介していますので、是非どうぞ。
まとめ
以上、小額の売掛でもファクタリングは可能なのか、という事について解説しました。
殆どのファクタリング業者は数万円や数十万円の買取りを行っていませんが、OLTA(オルタ)のクラウドファクタリングであれば数万円の少額の売掛でも買取り可能です。
もし、数万円から数十万円程度のファクタリングが必要な時は、OLTAを利用すれば大きな間違いは起こらないです。
おわり